11月20日例会 米山奨学生出前卓話


会長の時間

 今日は米山奨学生の出前卓話ということで、米山奨学生はどのようにして選ばれるのかを少し話します。まず、この米山記念奨学事業の使命を改めて説明しますと、1つは留学生の優れた学業の達成を支援すること。そして、カウンセラーや世話クラブとの交流を通じ、ロータリー精神を学び、国際理解を深め、日本と母国の架け橋となるなど、国際親善に尽くす人材を育てることです。

 選考までの流れですが、奨学会理事会で地区の寄付金の実績で学生の割当数が決まります。寄付が多ければ採用可能な人数が増えます。

 そして、地区内の指定校(11校)に説明会を開催して推薦枠を伝えます。推薦枠はどのようにして決めるかと言いますと、地区を佐賀地区、長崎地区、佐世保地区の3つに分けて、その地区のRCの寄付額で米山奨学事業にどれだけ理解があるかをはかり、各地区の学校の推薦枠を決めます。だいたい採用人数の2~3倍の推薦人を出してもらいます。次に選考をする面接委員について説明しますと、ガバナー、ガバナーエレクト、ガバナーノミニー、地区幹事、地区幹事エレクト、米山理事、米山委員が対象で、米山委員会が開催する面接委員オリエンテーションの受講が必須になります。

 これは複数回受講されている方でも、毎年その年の受講が義務付けられています。又、メンバーの中に指定校の学校関係者がいる場合は、その方は公平性を保つために、面接委員にはたとえガバナーであっても入れません。面接委員になったら、書類選考の為の書類を配布し、点数を付けてもらいます。この資料はプライバシー問題で極秘扱いとして、採点が済み次第回収します。

 次に面接選考ですが、勉学の意欲、人物面、学業面が優秀、コミュニケーション能力、将来日本と母国との架け橋になりうる人材を、1人1人質問をしながら見極めます。家庭環境、経済状況、日本語の語学力は評価対象外としています。

 大石直前会長が地区幹事をしていた時は、好みの女性を高評価していたように見られましたが、当時地区委員だった水頭幹事に却下されていました(笑)。面接試験は朝10時から開始して16時を目安に実施され、それから書類と面接、そして地区裁量点を集計して最終決定会議を実施します。

 地区裁量点は地区委員長が持っているのですが、私が4年間委員長をしていた時に、ロータリアンの方からこの学生をとお願いされたことがありましたが、一切受け入れられません。ただし、国籍バランス、学校別、県別、奨学期間の忖度は正直言ってあります。

 最近、日本に留学している学生は、ベトナム人も増えてはいますが、やはり圧倒的に中国からの申し込み数が多いので、国籍のバランスをとります。

 又、優秀な学生は長崎大学や佐賀大学が多いので、学校のバランスも総合点数上位順に合格者を選考した後に、最終順位調整をします。この様にして採用が決まる訳ですが、学生はまず学校の推薦枠に入ること、そして約2倍から3倍の採用倍率を通過して初めて米山奨学生になります。

 ですので、米山奨学生は、この厳しい審査や試験で厳選された優秀な学生ということになります。

 少し卓話のハードルを上げたかもしれませんが、ソン・ガンチクさん、今日は卓話よろしくお願いします。

 以上、会長の時間でした。

・米山奨学生 ソン ガンチクさん


米山奨学生出前卓話

米山奨学生 ソン ガンチク さん