会長の時間
明日10月24日は、世界ポリオデーということで、今日はポリオについて話をします。
ポリオは急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)のことで、小児麻痺とも呼ばれます。
ポリオという感染症は、皆さんあまりなじみがないと思います。池田先生は鎮西高校で、私の父と一緒でしたのでご存じですけど、実は私の父は、子供の頃、川で遊んでいて、ポリオに感染していました。3人で遊んでいたうちの2人が感染し、父は高熱を出して左腕が麻痺して、もう1人は右腕が麻痺する障害が残りました。
当時、障害者のスポーツ大会に子供の頃に付いて行った時、沢山の障害者の方がいらした記憶があります。私の父の場合は片腕が不自由でしたが、バイクも車も乗り回して70歳で亡くなるまで元気でした。
このポリオは、ポリオウイルスによって引き起こされる感染症で、急性麻痺を引き起こす可能性があり、特に5歳未満の子供に多く、感染経路は主に汚染水です。
当時は下水処理などはなく、何でも川に流していました。日本では1940年代頃から全国的に流行し、1960年には北海道を中心に大流行しました。1961年にはOPVワクチンを緊急輸入して、一斉に投与したことで、日本での流行は終息しています。
ロータリーは国際奉仕活動の1つとして、40年に渡りポリオ撲滅運動に取り組んでおり、25億人以上の子供達にワクチンを届けていて、現在、ロータリー財団やユニセフ、WHOと共にポリオ根絶推進活動を進め、99.9%まで減らしていて、あと一歩の所まできています。
残りはアフガニスタンとパキスタンのみですが、今、活動を止めてしまうと、今後10年以内に年間約20万件以上の発症数が増える可能性があると云われています。
何故パキスタンで感染が無くならないかというと、紛争地域であること、そしてイスムラ教徒がワクチン接種に不信感を持っている状況だからです。
それは、アメリカのCIAが、パキスタンに潜伏していたウサーマ・ビン・ラーディンを探し出すのに、ワクチン接種と称してDNA検査をしていたことが判明したからです。
世界のどこかにウイルスが存在する限り、すでに野生株の存在しかない国の子供達も、再度感染の危機にさらされます。そのため感染のない国でも、ワクチン接種を続ける必要があるのはこのためです。発生0から少なくとも3年は、ワクチン接種をする必要があると云われていますし、完全な撲滅までの資金(約15億ドル)を投入し続ける必要があるとも云われています。
現地で、ワクチン接種のボランティアをされている方が紛争に巻き込まれて、昨年も二十数名の方が銃撃され亡くなられています。我々に出来る事は、現地に行ってボランティアをすることは難しいですが、社会奉仕、国際奉仕活動として、エンドポリオ・ポリオ根絶活動に寄付をして、参加協力をすることです。
ロータリーが掲げる最優先目標「ポリオのない世界」を実現するために、会員の皆様へご寄付のお願いを申し上げ、会長の時間とします。
・米山奨学生 イム・チェヒさん
・交換留学生 ソフィア・バエス・バスケスさん
米山奨学生出前卓話
米山奨学生 イム・チェヒ さん
第2740地区ロータリー地区大会
10月25日(土)唐津市文化体育館
