9月18日例会


会長の時間

 月曜日、環境美化プロジェクトで実施した清掃活動に参加された方、早朝からお疲れ様でした。そして環境保全委員会の茂見委員長、前準備から後片付けまでご苦労様でした。報告書の提出まで宜しくお願いします。

 先週は米山梅吉氏の生涯について話をしましたので、今日は《世界の平和を願って始まった奨学事業》ロータリー米山記念奨学事業について話をします。米山記念奨学事業の歴史は、敗戦後の復興が続く1952年、日本のロータリーの礎を築いた米山梅吉氏の遺徳を記念して、日本で最初に設立されたロータリークラブ、東京ロータリークラブの古澤文作会長を中心としたメンバーが米山基金を構想し、設立しました。米山氏が生前、アジアからの留学生に陰ながら支援の手を差し伸べていたことから、ロータリー財団の国際奨学制度に模して、アジア諸国から留学生を招致し、日本での研究を支援するのが基金の目的でした。

 そして、2年にわたる募金活動の後、1954年にタイから第1号となるソムチャード氏を招へい。その後は、すでに在日している留学生の支援に切り替えながら、合計3名を支援しました。この間、事業に対する共感と理解は全国に広がり、事業創設から5年を待たず、米山奨学事業は、日本の全ロータリークラブによる合同事業に発展していきます。

 2024年度の事業費は約15億600万円で、奨学生数は926人と民間最大の国際奨学事業となっています。累計奨学生数は24,133人、その出身国は世界133の国と地域に及びます。特徴として、交流を重視していて、奨学生は毎月1回以上、世話クラブの例会に出席し、会員との交流によって日本の社会を知り、ロータリーの奉仕の精神について学びます。奨学期間終了後は、米山学友会に入会したり、《ロータリー学友》として国際ロータリーのコミュニティに参加することができます。ご承知の通り、奨学生1人に地区内のロータリークラブが《世話クラブ》となり、会員が《カウンセラー》となって日常の相談役を務めます。

 米山記念奨学事業の目的は、日本が再び戦争の過ちを繰り返さないと誓い、世界に《平和日本》の理解を促すことにあります。奨学生が平和を求める日本人と出会い、互いに信頼し合う関係を築き、《日本と世界を結ぶ架け橋》となる人材を育成することが目的です。

 《世界に平和の種を蒔く》この米山奨学事業の目的を皆さん理解されて、寄付をしてこの奨学事業に参加してみてはどうでしょう。

 以上、会長の時間でした。

・ゲスト

 国際ロータリー第2740地区公共イメージ部門DX小委員会 委員長 原田徹様

・交換留学生 ソフィア・バエス・バスケスさん


卓話

国際ロータリー第2740地区公共イメージ部門

DX小委員会 委員長 原田 徹 様


「ソフィアさん、大久保市長表敬訪問」 9月22日(月)

 諫早北ロータリークラブへの感謝の気持ちと日本滞在期間を楽しみたいと語っておりました。