
会長の時間
今日は、今年度の週報の表紙に掲載している肖像画で日本のロータリークラブの創設者 米山梅吉氏について話をします。
米山氏は、1868年に元 武士の和田家の三男として生まれています。
4歳の時に父親が亡くなり、そのあと静岡県の三島に移り住み、地元の名士 米山家の娘「はるさん」と結婚し、養子となります。
小さい頃から勉強が好きで、渡米した8年間でオハイオ州ウェスレヤン大学や、ニューヨーク州のシラキュース大学などで法学を学んでいます。
勝海舟を敬愛し、福沢諭吉や榎本武揚らとも親交を結んでいます。その後、三井銀行に入社し、英語が堪能だった為、欧米視察団として2年間欧米視察に出ます。
帰国後、彼がまとめたレポートは、日本の金融を大きく変えるような内容で、その後の日本銀行界の礎となりました。
何度も諸外国へ足を運ぶ中で、福島喜三次氏と出会います。福島氏は佐賀県有田出身で、当時三井合名会社の理事をしていて、テキサス州ダラスのロータリークラブで日本人初のロータリアンでした。この出会いが、日本にロータリークラブを設立する発端となります。1920年に日本初のロータリークラブ、東京ロータリークラブを設立し、翌年1921年に国際ロータリー加盟が承認されています。初代会長が米山氏で幹事が福島氏でした。1924年《三井信託株式会社》を創立し、1937年に私財を投げ打って財団法人緑岡小学校(現青山学院初等部)を創立し校長に就任。さらに緑岡幼稚園を設立し、奥様が園長に就任。他にも社会奉仕事業で、癌治療研究への援助や結核療養所の設立、各地へ病院の増設、国民健康保険制度実施への協力、地方の農村への援助、母子施設や老人、障害者施設の増設などの多くの投資をされました。1938年に、国民に広く奉仕をする場を作るため、貴族院議員に勅達。太平洋戦争の影響でロータリークラブは解散させられたが、《水曜クラブ》と名を変えて活動を続け、戦後の1949年に再びロータリークラブと元の名前で復活したが、それを待たずに1946年、78歳で逝去されています。
生前には、紺綬褒章(公益のために私財を寄付した個人や団体に授与)や瑞宝章(国や地方公共団体に公務、または公共的な業務に長年従事し、功労をされた人に授与される勲章)を受章されています。これらの功績・遺徳を記念して、当時の東京ロータリークラブの会長 古澤文作氏らを中心としたメンバーが、世界の平和に寄与する後世に残る事業を何かしようという思いから現在の米山奨学事業の設立につながっていきます。
米山奨学事業については、次の機会に話をします。
以上、会長の時間でした。


〈クラブアッセンブリー〉「第1回炉辺会合発表」
テーマ/「ロータリーで学んだこと、学びたいこと」

A班/三浦リーダー 山本(健)セクレタリー
〈ロータリーで学んだこと〉
〇今回のテーマは難しい所があります。何を学んだかというと一言ではなかなか表わせない。学んだ事はたくさんあるのでしょうが、「何を」って言うのは難しく表現できない部分であるという意見がありました。
〇仕事を通じて職業奉仕、社会に貢献できる事を学べた。
〇学んだ事というか、多様な分野で活躍されている方との出会いが良かった。他業種の方と交流を深める機会があり、地域社会が多様な専門性によって支えられている事を実感した。
〇例会や活動・懇親の場を通じて会員の皆さんとの距離が縮まり、親交が深まっている事、この温かい雰囲気がロータリーの活動を支えている事を学べた。
〇奉仕活動が言葉だけでなく、清掃活動や米山奨学生事業など、地域社会、国際社会への貢献を実践している事、色々な方々によって支えられている事を学んだ。
〇ロータリーは情報を教えてくれたり、支えになってくれたり、色々な事を学べる場所である。
〇また同じロータリアンみんなが平等に運動に参加でき大きな親睦の機会になる。
〇ロータリーの例会、行事ごとに参加し、会員の皆様と接触する事によって、人、物、地域社会が少しずつですがわかるようになって、色々な事が学べた。
〇ロータリーで学んだことといえば、たくさんの事がありますがその中でも「四つのテスト」です。四つのテストに、全ての事が凝縮されているのではないかという意見でした。
〇四つのテストは全部大切だが、特に1番と4番、「真実かどうか」「みんなのためになるかどうか」は、職業人としてのロータリアンの心構えの倫理基準になるものである。
〈ロータリーで学びたいこと〉
〇人前に立って話ができないので、先輩方の話し方とか、皆様の話を聞いて、自分自身も人前で上手に話ができるように学んでいきたい。
〇今後知りたいのは、ロータリーの活動が、どうやって世界の平和にかかわっているのかを知りたい、学びたい。
〇自分の専門分野だけでは得られない新しい視点や知識を学びたい。特に経営のことを学びたい。
〇全世界で、こんなにも長く続くロータリーの集まりの歴史と理念を学びたい。
〇新しい会員の方は積極的に多くの人に話しかけたり、また古い会員の方も新しい会員の方に話しかけ、働きかけていく事で学びを得る事が目標。
〇異業種の方の今まで聞いた事のない話を聞いてみたい。会員の方ではなく、一般的に聞く事ができないような方の話を聞いて学びたい。普通では聞けない話など。
〇外部の方の卓話をたくさん聞いて、私達が知らない事を聞いて学びたい。
〇最後にまとめとして、ロータリーで学べることは、
・社会貢献の意義
・リーダーシップと協働の力
・職業人としての倫理
・国際的な視野
・自己の成長
です。近年AI等が普及する中、個人のロータリーに対する感覚、あるいは取り組み方、考えを機械的にならず、私達はロータリーについて生身の人間関係を感じていければ幸いである。そして多くの人の会話の中から学んでいく事が大事な事である。

B班/黒田(茂)リーダー 池田(紘)セクレタリー
今回のテーマ「ロータリーで学んだこと、学びたいこと」について会合を行い、もっとも多く出た言葉は「職業奉仕」でした。
B班メンバーの「ロータリーで学んだこと、学びたいこと」は。【ロータリーを通して「職業奉仕」の倫理観や大切さを学び、ロータリーというスケールをいかした大きな奉仕によって、地域社会や世界のために行動する姿勢を学べる】ということだと思います。
次いで、「職業や年齢を超えた多様な人との交流」(仲間との繋がり)や、「役職を経験することでよりロータリーや奉仕について深く学べる」という意見も多くありました。
田島幸一さんのお話の中で、35年前に青年会義所主催で諫早市内小中学生30名を諫早市の姉妹都市であるアメリカ テネシー州アセンズ市へホームステイさせるという企画があり、その時にせっかくなので、子どもたちにホワイトハウスやニューヨークを見学させようと、その際に尽力いただいたのが諫早とアメリカのロータリークラブだったということでした。
え??とハッとして「おれ、その時にホームステイしました 」と話をして盛り上がりました 当時の参加者のうち最年少で参加させていただき、さすがに炉辺の場では言わなかったですが……ホームステイ先でオネショをした恥ずかしい記憶があります。
また、私は小学生団を代表して、現地で英語でスピーチをした記憶も蘇りました 懐かしく思い、昨日親父に、アセンズのホームステイがどういった経緯で企画されたのか尋ねてみると、「おいは、詳しかことは、なーんも知らん」という回答でした。
35年経過した今、あの思い出のアセンズホームステイを企画同行してくださった方と、諫早北ロータリークラブ「炉辺会合」の場で再会できたことに驚き、また、ロータリーという国際的な団体が持つ「つながり」が、地域社会の青少年育成に貢献していることは大きな学びでした。30名ホームステイという大規模な企画に携わった方からお話を聞けるということもロータリーだからこそ学べることだと思います。

C班/中川リーダー 田中(俊)セクレタリー
ロータリー活動から得た学びと経験
・職業倫理と奉仕の精神について
〇「四つのテスト」や「五大奉仕」を通じて、職業に対する誠実さや倫理観を学ぶことができました。
〇誠実に仕事をして社会に奉仕する人が最も報われるという、プラス思考の考え方が身についたとの意見がありました。
・社会活動への理解
〇毎週顔を合わせることで仲間意識が生まれ、行政だけではできない民間の社会貢献活動の重要性を知ることができました。
〇ベトナムで元米山奨学生に会った経験から、ロータリーが世界で活躍する人材を支援していることを実感したという報告がありました。
・青少年育成の応用
〇青少年を育成し、新しい力として組織に取り込むロータリーの持続可能な考え方を、自社の事業展開にも応用していきたいという意見がありました。
〇先輩との関わり方から得た教訓入会して、当初は先輩方から「お客様だから動かなくていい」と言われることが多かった。
〇この経験を通じて、逆に自発的に動くことの重要性を学び、その姿勢は会社経営にも応用している。
・今後の学習意欲
〇後から入会した矢野さんが職業奉仕について熱心に勉強している姿に刺激を受け自身も今後、職業奉仕や五大奉仕について本格的に学んでいきたいと考えている。
・社会性を学ぶ場としてのロータリー
〇特に医師のように専門分野に特化し、社会との接点が少ない職業の人間にとって、ロータリーは社会のルールや常識を学ぶ上で非常に有益な場であると指摘されました。
〇TPO(時間、場所、場面)に応じた服装など、社会的な振る舞いを学ぶ機会となります。
・役職経験による視野の拡大
〇ガバナーなどの地区の役職を経験することで、クラブ内だけの活動では得られない広い視野と人脈が形成されます。
〇ガバナーになると日本全国に34ある地区の同期ガバナーとの交流を通じて、全国的なネットワークが構築された経験が語られました。
〇この人脈ネットワークは、災害時の安否確認など、社会奉仕活動としても機能します。
〇様々な役職を実際に経験してみることで、ロータリー活動の本当の価値や良さが理解できると強調されました。
〇会長やガバナーという役職は1年限りであり、役職を終えた後は一会員に戻るという意識が重要であると述べられました。
・役職就任による成長
〇当初は活動に消極的だったメンバーが、会長職に就任したことを機に熱心に学び、見事に大役を果たした経験が共有されました。
・ ある会員は、入会当初は成功者からビジネスのヒントを得ることを期待していました。しかし、実際には委員長などの役職を通じて、リーダーシップや人間関係を学ぶことに大きな価値を見出したと語りました。これは一人親方ではできない経験だったということです。
・ 他、この議論の大部分は、これまで学んだことを通して会員数の減少、出席規定の問題、国内地区および国際ロータロータリーで学びたいこと
学んできたこと、経験が中心で学びたいことについてあまり意見は出ませんでしたが、私が感じたことは炉辺会合等で先輩方の経験を聞いたことを体験し、今後ロータリーに入ってきていただいた方に伝えていくことでより学びたいことへの意欲が出てくるのではないかと感じました。

D班/山本(繁)リーダー 平野セクレタリー
まず、皆が口にしたことが、テーマが簡単であって簡単でない、なかなか難しいということでした。
・ 会員との交流の中で得られる学びは多い。
・ 様々な職業、年齢、価値観を持つ人々の集まりのロータリーでは、先輩、後輩、肩書に関係なく活動することにより、非常に学びの場となる。
・ インターアクトクラブに参加しているが、若い高校生と意見交換ができるなど素晴らしい活動である。
・ 北ロータリーには、パストガバナー3人を筆頭に素晴らしい先輩方と出会い、学びの場となる。
・ 皆のためになるかどうか?これまで自分のためばかりを思っていた。反省し、学んでいきたい。
・ ロータリー活動での経験が今に生かされている。
・ OP会で学ぶことが出来た。(会長は池田先生)
・ 「入りて学び、出でて奉仕せよ」の言葉に学び、ロータリーで学び、積極的に奉仕活動に取り組みたい。
まとめとしては、ロータリーに身を置かないと関わることのできなかった素晴らしい先輩方や仲間に出会うことができました。これからも、ロータリーに学び、交流し自己を高めていきたいと思います。
ちなみに、新入会員の福田さんも仲間となり、わいわい楽しく、様々な議論外の会話など楽しい炉辺会合でした。

E班/吉田リーダー 川下セクレタリー
K 山さん:これまで興味がなかったことを会長の時間や、卓話の時間でお話を聞くことができ視野が広がったり、思慮が深まった感想を持つことができた。今後は、特殊な分野や、多くの人が役に立つ内容というより、まだ知らないことや興味関心の薄い専門性の高い分野の話も聞いてみたい。1年間シリーズもののような企画もあっていいのでは。
S 田さん:学んだこと:皆さん元気ということ、先輩方を見ていると色々な奉仕活動を積極的にされていてかっこいいと思います。まだ子供のことと会社のことでいっぱいいっぱいですが、先輩方のように今後は奉仕活動に取り組みたい。
学びたいこと:経営の事や人として成長できるように学んでいきたい。国際的な視野も広げて学びたい。自分の職業をより高潔なものとして社会に貢献する機会として捉えることを学びたい。
A 塚先生:入りて学び、出でて奉仕せよという言葉があるが、例会に出席して、知り合いから、友人、仲間、信頼を学んだ。一人でできない事も団結力で何でもできる事、世界とも繋がっていると感じた。五大奉仕が大切で、それができるのがロータリーだと学んだ。もっともっと社会の流れに遅れないように学んでいきたい。
S 田さん:異業種の方がたくさんおられ、様々な事を学ばせていただいている。今後は組織(ロータリー)について学んでいきたい。(地区に出ることで多く学べる)
М 頭さん:ロータリーは人生学び。ロータリー活動に参加することで自然に様々なことを学んでいます。ロータリーの出会いが人間を成長させている。
М 石さん:先輩、後輩限らず、お手本になるメンバーがいて、勉強させていただいている。生きざま、生き方も先輩方から学んでいます。中には反面教師みたいな人もたまにおられますが……。
М 田さん:ロータリーは人と知り合えることが一番。人を知る楽しさ、人の良さを知る。学歴、職業、上下関係なく皆平等なのがロータリー。
辻 さん:会長時代に人前で話す内容をあれこれ考え、つい癖で話を盛ってしまいましたが、どんな内容が良いのか考えることでたくさん学ぶことができました。今後学びたい事としては老後は奥様と例会などに参加して、二人で学びたいとおっしゃっていました。
﨑 田さん:ロータリーに入会したことによって成長できている。ある会食の時に色々ありまして、その後H本せいじ先輩に短気は損気とご指導いただき、それからは穏やかにして対応しています。H本先輩のように器の大きな経営者になりたいと宣言されていました。

F班/石橋リーダー 宮﨑(彰)セクレタリー
今回のテーマである「ロータリーで学んだこと、学びたいこと」入会歴が若い方からは、「ロータリーで学んだこと、」普段話すことができない方々と話すことができ、学びになる。異業種経営者・専門職の方々のネットワークを通して多様化した視点、学び、奉仕の精神、理念、倫理観を学んだ(継続中)。入会歴が長い方々になるにつれて、継続することを学んだ、継続することが大事。諫早の重鎮大物がフレンドリーで、異業種の方々、人と人とのつながりの中で接する知恵。人脈と友情を深めあって、視野が広がった。出向で留学生と会話できること。台湾や石川県など現地に行くことでマスメディアから出ていないことを現地を見ることで入ってくる情報もあること。年をとっても物事を吸収する姿勢、死ぬまで勉強する姿勢を学んだ。大病を患ってもニコニコしている精神力、気遣い、ゴルフで3日間で10万負けてもニコニコしてる、90歳越えても新車、スポーツカーを買う気持ちを学んだ。
これから学びたいこと、入会歴が若い方からは、これからの地域活性化に奉仕の在り方、国際的な視野を学びたい、経験したい。入会歴が長い方々になるにつれて、これからも異業種の方々と様々な交流をし、たくさん学びたい。お金の稼ぎ方、集め方を学びたい、先輩から長生きするためにどうしたらよいか、この先、90歳越えても元気で、どうしたらパワフルさを維持することができるのか学びたい。
大 石:年をとっても物事を吸収する姿勢をみて、死ぬまで勉強する姿勢。
下 田:異業種の経営者・専門の方のネットワークを通して多様化した視点、学び、奉仕の精神、理念、倫理観、これからの地域活性化に奉仕の在り方、国際的な視野を学びたい、経験したい。
橋 本:ロータリー歴23年、当初は席をさまようような……今は、とにかく諫早の重鎮大物、フレンドリー。異業種、人と人とのつながりの中で接する知恵。これからどうやってお金を集めるかを勉強したい。
東 村:入会時、出来上がった人の集まり、「4つのテスト」胸にじーーーんってきた。異業種で付き合える。これから、年をとっても色んな交流ができればいい。
川 野:入会30年弱 異業種、年配者 70になって教えることも、先輩から長生きするためにどうしたらよいか学びたい。異業種のふれあいがいい、大事にして生きていきたい。
松 田:人脈と友情を深めあって、視野が広がった。リーダーシップ、異文化の理解、会長職終えたらのんびり過ごしたい。
川 口:普段話せない方と話ができて、学ぶことも多く、奉仕の心。これから、たくさんの方と話して色々と学びたい、お金稼ぎ
舟 津:ゴルフ始めて2年半、にぎってきっちりとられる、色々遊んでもらえてる。気持ち、ハッピー、前向きな気持ちが成功。地区青少年出向、一緒に留学生と話し 来年幹事1つ1つ やんごとなし過ごして学びたい。
榎 並:ゴルフのやり方わからないまま、夜、反面教師で学ばせてもらい。台湾行ったり、石川行ったり、マスメディアから出てない、現地を見ることで入ってくることも。
宮 﨑:職業奉仕、これから異業種の方との交流でさらに深めていきたい
本 田:栗林さん91歳でも新車、スポーツカーを買う気持ち。橋本さんの気遣い、大石さんガンになって2年たってもニコニコしてる精神力がすごい、榎並さん3日間で10万負けてもニコニコしてる、石橋さん売り上げ目標100億目指して頑張ってる。
石 橋:27歳で入会、継続することを学んだ、継続することが何事にも大事。これから90歳越えても元気、パワフルさを持てるか学びたい。
「環境美化プロジェクト」
9月15日(月・敬老の日) 朝8時30分集合 場所:市役所前広場
