4月17日例会


会長の時間

 今日はちょっと背伸びして儒教の祖・孔子の話をしてみたいと思います。春秋時代を生きた中国の大思想家・孔子には数千人の弟子がいたと伝えられますが、中でも有名だったのは子貢と子路です。孔子の母国・魯の国には、他国で奴隷とされた自国民を見つけた場合、身代金を支払いその者を魯の国まで連れ戻せば、国が身代金を補てんするという法律がありました。国民が互いに助け合うことを奨励するこの法律は、儒教の精神が取り入れられた非常に良い施策とされました。

 ある時ある国で、裕福な商人でもある一番弟子の子貢が一人の奴隷を見つけ、身代金を払って自国に返した。政府が賞金を彼に渡そうとすると子貢はこれを拒否した。その行動は世間で高尚な行動と高く評価され、評判となりました。

 しかし師匠である孔子は弟子たちの前で、鼻高々の子貢に対し「子貢、君の行動は間違っている」と言い放ちました。「君のこうした行動は、国民誰もが出来る行為ではなく、今後、魯の国民はもはや同胞を救わないかもしれない。裕福な君には出来るが、一般の国民は同胞の救済に今後、二の足を踏む事になるだろう。君は良かれと思った行動が、よくない影響を社会にもたらしかねないのだ」と言い放ちました。

 んーなるほど!奥深い。

 わたしは、これはある意味ロータリーの職業奉仕と繋がる話かなと感じました。

 職業を通し相応の対価を得、地域住民に貢献する。

 その対価の中の利益から税を払い地域社会に還元し貢献をする。そういう一連の行動を是とするロータリーの職業奉仕。

 子貢の対価を得ないという行為は聞こえはいいが、地域に広く広がらないばかりか、逆にブレーキを踏むことになりかねない行動と読み取れます。

 誰もが出来得る奉仕とそうでない奉仕。ひとくくりでは語りつくせない部分もあります。

 皆さんはこの子貢の行動と孔子の評価を、どう感じ取られますでしょうか?

 以上、会長の時間でした。

・ゲスト  長崎ひまわりプロジェクト諫早地区会長 西山 智子様


卓話

長崎ひまわりプロジェクト諫早地区会長 西山 智子 様


第8グループ諫早5クラブ合同例会

R7.4.14(月)第3例会記録 於:ホテルフラッグス諫早

■R ソング

 それでこそロータリー・四つのテスト

■出席奨励

 ・会員数 74名(うち出席免除5名)

 ・出席者 36名

 ・欠席者 33名(秋島、池田 紘、石橋、石本 潤、石本 仁、板部、江島、片山、川井、川下、酒井、茂見、嶋田、下田、宅島、武田、立川、田中 智、津浪、西田、花原、舟津、堀口、松尾、南原、牟田、森 浩、八戸、山村、山本 勇、山本 健、渡瀬、三浦)

 ・出席率 52.17%

 ・訂正出席率 80.28%(4/3)

■メークアップ

 なし

■ビジター

 なし


2025年4月19日

能登半島災害募金活動&本明川清掃活動&親睦BBQ大会