会長の時間
会長の時間を務めます。
今日10月24日は、いよいよプロ野球ドラフト会議が開催されます。今年もたくさんの即戦力、将来の有力候補たちがその指名を待つ日です。
プロ野球ファン以外の人にはそう興味もない事柄かもしれませんが、プロ野球ファンにとっては自分のひいきチームが誰を指名するのか非常に楽しみな1日です。
私は数ある今年の候補選手の中からある2人の選手に注目してみました。
一人は愛知工業大の中村優斗君です。
なんと彼は諫早農業高校出身で長田中の出身だそうです。山本幹事の中学野球部の後輩にあたるそうです。小溝さんに聞いたところ中学・高校時代からなかなかいい投手だったとのこと。45年前の長崎日大高校の小さな大エース橋本君と高校時代の実力はどうだったのでしょうか。
もう一人は慶應義塾大学の清原正吾君です。言わずと知れた清原和博元選手の長男です。
実は彼の経歴が変わっています。
正吾選手は学童の頃こそ野球をやっていたものの父の事件等も重なり中学時代はバレーボール、高校時代はアメリカンフットボール、慶應大学に入ってから野球部の入部を決めたそうです。大学に入ってから野球部、それも東京六大学というハイレベルな環境では非常に稀なケースです。
慶大野球部の門をたたいた時、慶大野球部・堀井監督から「二つの覚悟があるか」と問われた。
一つは中学、高校と野球から離れていた中で、大学野球をする覚悟だ。現に「入部当初は硬球を怖がっていた」といいます。
もう一つは「清原」の名前で野球をする覚悟だ。
世間は清原正吾としてではなく、「清原ジュニア」として見る。その厳しい視線の中で、野球をやる覚悟はあるのか、と。
もとより、本人は二つの覚悟はとうにできていた。出来ていたからこそ、野球界では非常識というべき大学に入ってから野球をやる。それも東京六大学でというハイレベルな戦場を選んだわけですから。
野球を再開した根底には、父親の一件でバラバラになってしまった家族への思いがあったといいます。「僕が大学でもう一度野球をすることで今、社会復帰に向けて懸命に頑張っている父が元気になってくれたら、と思ったんです。父のためにも、家族のためにも絶対に神宮の舞台に立ってやると」。
2年生ではBチーム、4年生になってやっとレギュラーを勝ち取り春のリーグ戦ではなんと六大学ベストナインにも選ばれました。だが聞こえてくるのは、プロ野球はそれほど甘くはないとの声。しかし実のところ彼の経歴からの大学野球も甘くはなかったのです。その中でのベストナインの選出です。彼の無限の可能性に賭ける球団があるのか?
今日のドラフト、中村くんと清原2世に注目です。
以上会長の時間でした。
・ゲスト 米山記念奨学生 アハマド イマン ハムザ ビン さん
米山奨学生出前卓話
米山記念奨学生 アハマド イマン ハムザ ビン さん