4月18日例会


会長の時間

〈マスクについて〉

 マスクの歴史を調べてみますと最初に始まったのが明治初期の様です。当時のマスクは真鍮製で布地をフィルターとしたものが主流で粉じん対策が主な用途だった様です。……ところが1918年(大正7年)に始まったスペイン風邪(今で言うインフルエンザ)の大流行で、注目を集めました。

 スペイン風邪と言っても、当時は世界人口が20億(今は80億)そのうちの25~30%が感染したとされ、日本でも2,400万人が感染、40万人が死亡したと言われています。

 その後マスクが国内に普及し色々改良され……1950年(昭和25年)に布に代わるガーゼマスクが生まれたそうです。

 さらに2000年以降に登場した立体マスクが今主流になり、圧迫感がなく口紅なども付きにくいと人気になっています。

 今、マスクも解禁され……マスクを外してみると、ここ数年マスクに甘えて顔の手入れを手抜きしたツケが回ってきて、頬も弛(たる)んでほうれい線が酷く人と喋る事も減り、舌まで弛んでタチツテトがタツツテトになり……滑舌が悪くなるという現象が起こっているとか!

 特に女性は表情筋を鍛える為、唇を尖らせたり、口や目を限界まで大きく開けてみたりして大変な努力をしているそうです。それを見た猫が、ギャーと言って飼い主に威嚇しているとか?

 マスク美人と言われた時の方が良かったのではと……過去を振り返る人が多いそうです。

 確かにマスクは、人を美しく、又、若く見える様にしてくれます。……それは……鼻から下を全て隠し、目だけを化粧すれば……弛みも隠れ皺も見えず、70歳が60歳に、60歳が50歳に見えます。……ところがマスクを外してみるとどうでしょう、そのギャップは酷く……残念です。

 人間の顔は鼻から下がいかに大事かコロナのお蔭で大発見でした。しかし美人とか、そうでないとかは、目に見える一つの現象にすぎず、大した事ではありません。「一皮剥いた奥の所に、本当の本質がある」と言う人もおります!一皮剥いて裸になったら人間皆同じではないでしょうか?

・ゲスト

 佐世保廃墟倶楽部 近藤 雅彦 様

 たちばな信用金庫 田中 智幸 様

・米山奨学生

 ハ・ティ・ヒエンさん


卓話 

佐世保廃墟倶楽部 近藤 雅彦 様