１月１８日例会

会長の時間

　昨年から今年にかけ中国は結婚式が非常に多いそうです。何故かというと、今年は辰年です。辰年は……中国で権力の象徴と言われ、とても縁起の良い年とされています！

　私もだいぶ前の事ですが、中国の取引先の結婚式に出たことがあります。中国は、56の民族がおり、地方によって様々ですが……福建省アモイでは招待状もなく突然、今日は息子の結婚式だから貴方もどうぞという訳です。

　中国のお金で300元（約5000円弱）を赤の祝儀袋に包んで、韓国人バイヤーと２人で出席しました。服装は普段着でＯＫ、……会場へ行ってみると席には名前は無く、空いている所へ座ります。……隣はこの人誰という感じですが、それはそれは大変豪華な結婚式でウイスキーは高級の青ラベル、酒は50°以上の白酒です。……私がビールを注文すると、ビールはありませんと言う。中国アモイではビールは非常に安い飲み物とされ、結婚式には出さないのです。又、料理といえば、フカヒレや北京ダックは当たり前……そして最高級の仔豚の丸焼きもあります。……招待客３名に付きメイドさんが１人つきますから、次から次と料理が出て来ます。そしてスイカが出てくると結婚式は終わりです。

　日本のように引出物はなく、飴の入った小さな赤袋をくれます。中国人の結婚式に対するプライドは高く、……親は一生懸命働いてお金を貯めこの日の為に全部使うそうです、……すごいですネ。……日本人は、コツコツとお金を貯め使う頃には寝たっきりという人もいるそうですが？……どうでしょう。話を元に戻しますが、辰年に子どもを生む為に一番良い結婚式の時期はいつと思いますか？それは今年の１月１日～３月20日迄にするのが良いとされています。……何故かというと昔から子どもは、女性が身籠ってから十月十日で生まれるといいますネ。つまり、どの干支とも交じってない純粋な干支の事です。……皆さん「五黄寅（ゴウのトラ）」という言葉を聞いた事があると思いますが、この「ゴウ」とは10月１日～12月31日迄に生まれた人の事を言い……この時に生まれた人は強運の持ち主だそうです……因みに私も「五黄の寅（ゴウのトラ）」で36年に一度しか回って来ない寅ですが……あまり強運に恵まれた記憶は全くありません……最後にこのゴウという話は昔大先輩から聞いた話でありまして、何の根拠もありませんので……深く考える必要はないと思います。