11月16日例会 新入会員卓話


会長の時間

 11月13日は世界親切デーだそうです。私も初めて知ったのですが色々な記念日があるものですネ。

 優しさでより良い世界を目指そうと、20年程前に始まり、レディ・ガガさんが行動を呼びかけるなどして、世界に定着したようです。

 エンゼルスの大谷選手が一塁に向かう途中で一つのゴミを拾った事がテレビで映され、アメリカの人達が大変感動したシーンがありましたが、これも一つの親切です。

 人間は自分が困らない程度でなるべく人に親切にしたいものだそうです。具体的にどうするかというと、1から6まで六つあります。

 

 その1 職場の同僚やロータリーの友人を褒める。

 その2 運転中に車を割り込ませてあげる。

 その3 電車、バスの中で座席を譲る。

 (この3つを逆にする人もたまにいる。)

 その(4) 見知らぬ人に微笑む。(これは外国人がよくやります)

 その(5) 大切な人を抱きしめる。

 その(6) 愛の詩を書いて読みあげる。

 

 後半の(4)、(5)、(6)はなかなか難易度が高く日本人は苦手なようです。親切な行動はためらいがつきものです!今日帰ったら(5)番目の「大切な人を抱きしめる」を、奥さんに、旦那さんに、又、大切な人に実践してみましょう。40~50代の人は胸がときめき ! 60代の人は少しドキドキで照れくさいかも! 70代の人は何を誤解されるか心配と恐怖心があるかも! 80代の人は……何も言う事がありません。とにかく実践してみて下さい。……次の日から人生が変わり楽しくなるかも!と思います。

 人に言う前に私がやらなければと思い勇気を出してやってみました。それまでは、貴方が死んだら私はゆっくり後から行きますと言ってた人が、⑤番目をやったら貴方が死んだら私も後を追って死にますと言ってくれると思っていましたが!結果は……この時間では言えたものではありませんので詳細は控えさせて頂きます。

 最後に人を褒めるという事は本人も周りの人も心地良いと思いますので大いにやりましょう!


・ゲスト 長崎出島RC 内野 弘樹様   ・米山奨学生 ハ・ティ・ヒエンさん


新入会員卓話

 7月に入会しましたたちばな信用金庫の吉田です。四面橋近くの北支店で支店長を務めています。委員会は例会委員会で、田中理事のご指導をうけながら勉強中でございます。改めましてよろしくお願いします。

 卓話という事で、大変恐縮ですが、私自身の事や仕事の事、好きなスポーツの事などについて、昔も振り返りながら少し話をさせて頂こうと思います。

 私の出身は小長井町で昭和52年生まれの46歳です。

 長里小学校から小長井中学校、その後、諫早高校に進学します。部活ですが、小学校から高校まで剣道をしていました。ちなみに石井幸生さんのお子様お2人は、諫早高校の私の1つ上の先輩、2つ下の後輩になり、大変お世話になりました。

 私の学生剣道は高校までですが、その後も続けてはいまして、今はたちばな信用金庫内で経験者が集まって、月に2回程度ですが練習して、試合に出たりもしています。

 ここで私の家庭の話となりますが、自分の子ども達にも剣道をさせようとしたんですが、長男がミニバスケットボールを始めた事をきっかけに全員バスケ部入部となります。

 バスケの影響もあってか身長は20歳の長男が185㎝、高3の長女が173㎝、中3の次男が180㎝となり、最近は娘からも「お父さん背そがん低かったっけ?ちぢんだよね?」と言われるような状況です。私177㎝あるのですが……そんな感じで育ってくれました。

 長男、長女はもう引退で、子どもの応援を楽しみにしてきてたので、少し寂しいのですが、中3の次男の高校バスケが今からなのでそこを今から楽しみにしています。

 その後、諫早高校から福岡大学に進学します。その当時は今のように地下鉄も通ってなかったのでそこまで便利な立地ではなかったのですが、直近でも18,000人を超える生徒数を抱えるように、いろいろな場所からまあ沢山の人が来る学校です。いろいろな人、いろいろな考え方に交れた大学だったなと思います。

 今の仕事に至った経緯ですが、大学で金融関係のゼミだった事と、父親が病気だった事もあり地元での就職を考えた事が大きな要因でした。

 小長井出身なので、地元帰った時に高来町湯江駅の近くの当時サンラインってスーパーがあったんですけど、その横に諫早信用金庫の高来支店があったのですが、信用金庫って実家に近いなーとの思いから信金と銀行の違いをそこまで勉強しないで就職試験を受ける事となります。

 1999年、なんとか諫早信用金庫から内定をもらったんですが、就職までの間に長崎信用金庫と合併する事となり、たちばな信用金庫が誕生。2000年に入庫した時はたちばな信用金庫でした。たちばな信用金庫としては第1期の職員となります。

 

 ちなみに信用金庫と銀行、何が違うか、簡単になのですが……。

 預金、融資、為替の基本は同じ。まず、銀行が株式会社なのに対して、信用金庫は地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした共同組織の金融機関で、主な取引先は中小企業や個人さんとなります。(地域の中小企業が会員になり、お互いに助け合いながら発展していこうという思いから生まれた)

 もちろん利益は大事なのですが、利益第一主義ではなくて、会員様、地域社会の利益を優先するという考え方です。営業地域も限定されているので、県外に拠点を置く方には融資はできず、営業地域でお預かりした資金は地域の発展に活かすという点が銀行とは大きく異なるところだと思います。事業者であれば従業員300人以下、資本金9億円以下が会員の対象となる点などがその違いとなります。

 あと身近な話となると、我々県内出身者がほとんどで異動も県内13店舗のみです。だれだれの息子とか弟とか何かしらつながりのある職員も多く、異動も県内のみなのでまた戻ってきたりとか、一過性の関係にはなりにくいところが、どうしても店舗数の多い十八親和さんなどとは違うところかなと思います。

 当金庫の理事長・塚元も若い時より金庫でも各種団体でも長年、いろいろな方と接点持たせて頂き、顔の浮かぶ関係という方は多いと思います。そういったところも特徴の1つかなと思います。

 就職当時の2000年の話に戻りますと、この時は合併前の第二地銀の九州銀行もあった時代です。九州銀行はこの3年後の2003年に親和銀行と合併する事となります。

 我々の就職時代は、90年以降のバブル崩壊に伴う不況の長期時代で、採用についてもバブル期の反動から民間が絞った時期で、就職氷河期と言われた時代でした。公務員人気もあがり、フリーターや非正規の社員も多い時代でした。

 この時代、金融機関は、メガも地銀さんも人気業種だったわけですが、令和の今は残念ながら金融機関は全体的な中では人気業種ではないようです。原因は、人口減少に伴う銀行再編の加速化、デジタル化による人員の効率化に伴う将来的な不安などがその原因のようです。

 しかし、そんな中でも金融機関を志望してくれる若者も勿論おりますので、この貴重な人材をどうサポートしながら育てていくか、皆様の会社においても同様の問題があると思いますが非常に大事となります。

 我々の新人時代は、人も多かったのでそこに必ず歳の近い先輩がいたものでした。人的にも時間的にも教育にかける時間があり、離職を考える人がいたとしても2~3年経験してみてから考えてるというスタンスの人が多かったように思います。

 しかし、今は半年、1年内で離職を決断する職員も多いようです。私の店舗でも、おととしは高校卒の女子、去年は大学卒の男子が10カ月程で退職しました。昔は目標・ノルマが厳しいからとかよく言われたものですが、今は個人目標よりも店舗一丸で達成感を共有するというスタンスなので目標の問題以上に、対人・接客がつらい事が原因という場合が多いように感じます。2人ともにそうでした。お客様との会話に悩む、どう話していいかわからないとの悩みで、フォローはしていたつもりなのですが、気持ちの面が一番つらかったようです。

 コロナ禍の学生の中には、就職試験のように事前準備して人前で話す事は可能でも、リアルとなる人に慣れてないという学生も多いようです。実際に現場で行う生のお客様対応は通常の会話であっても、想像していた以上にその職員にとっては簡単ではなく、今後への不安がストレスとなったようでした。単純にやめる事への抵抗感、ハードルが低い職員もいるようですが、当店の場合は体調を考え、退職を考えたというケースでした。

 今年も1名、高校卒の女子を迎えているのですが、今意識している事はその職員の本音のところをよく見極める事です。我々上司からよく話をし、職員の話にはよく耳を傾け、職員の悩みにはしっかり応え、いい仕事はしっかり褒める。私1人でその環境づくりは無理なので、役席者を中心に実践し、職場での悩みを減らし前向きに仕事ができるような環境を意識していきたいと思っています。

 私は、金融機関の業務は、なかなか独特の達成感を感じる事ができる業務だと思っています。お客様からの「ありがとう」の言葉がやはり何よりの、やりがいなのですが、担当させてもらった事業所さんが頑張られている姿や沢山のお客様で賑わっている場面を見た時は、いいお手伝いができたのだなと改めて感じるものです。

 地域地域で、時代とともに新しい建物ができたり、事業が始まったりするわけですが、そのような地域やお客様の大切な変化の瞬間に関われる仕事だと思っていますので、そういったやりがいを若手に伝え、実感できるように導いていきたいです。

 

 ここで、たちばな信用金庫の直近の取り組みについてお話させて下さい。

 お客様の売上、収益アップに少しでも繋がるような関わりやマッチングができればと思い、日頃より事業所さん同士のビジネスマッチングや、また経営塾なども力を入れているところなのですが……。

 各テーブルに配布させて頂いているチラシをご覧下さい。今回、諫早産じゃがいもを使ったクラフトビール「いさはやチアフルエール」というマッチング事例です。

 全国の信用金庫のネットワークで運営する「よい仕事おこしフェア実行委員会」が諫早市と包括連携協定を締結した事に伴い、連携プロジェクトの第1弾として飯盛のじゃがいもを使ったクラフトビールを製造しました。

 1本980円と安くはないのですが、1本の売上から100円が諫早市に寄附されるという仕組みです。マスコミにも取り上げられまして、諫早市のアピールと産官金が一体となった信用金庫のネットワークをアピールする機会となりました。これからの生産については状況をみながらという事になるようですが、今後第2弾の企画検討なども行われていくものと思います。

 お客様のマッチング含め、このような地域と連携したマッチングも行っているという事を皆様に知って頂ければと思います。このビールですが、なかがわら酒店さんでお取り扱い頂いています。在庫の問題もありますので、興味があられる方はお問合せされてみて下さい。

 最後にバスケの話なのですが、スラムダンク、ワールドカップそして長崎ヴェルカで長崎もなかなかバスケが盛り上がってきてるなと最近感じております。ここで好きなスポーツという事で今年B1に昇格した長崎ヴェルカの話を少しさせてもらおうと思います。

 長崎ヴェルカに開幕前、日本代表の馬場選手が来た事はご存知の方も多いと思います。そのヴェルカのホーム戦は長崎市のかぶとがにアリーナが主なんですが、12月の2、3日は諫早市の内村記念体育館が会場と、すぐ近くであるんです。11月の試合はもう終了してて、次がその12月2、3になるんですが、現在、長崎は西地区8チーム中4位という順位です。 初のB1で9勝5敗、1位が3敗なんでたったの2ゲーム差と大変健闘しております。

 今度の相手は中地区1位の川崎なので大変おもしろい試合になるものと予想されます。

 B1は東、中、西の3地区に分かれるのですが、ヴェルカは西地区で西地区との試合が一番多く、他の地区とも対戦があるという仕組みです。各地区上位の2チームとワイルドカード2チームの合計8チームがチャンピオンシップでトーナメントとなりますので2位前後に位置しているか、そこを意識しつつ応援してもらえれば更に盛り上がると思います。

 この試合のチケット一般販売は明日17日の12時受付となってます。私の周りにも興味あるけど長崎まで行くのは大変やなーとか言われる方もいるんですけど、今回は本当すぐそこであります。これまでの試合も完売続きで、今回はめったにない諫早開催なので競争率は高いと思います。お時間ある方ははやめにぜひご検討をされてみて下さい。北ロータリー内でヴェルカ熱が盛り上がっていけばなと個人的にはすごく思ってましてお話しさせて頂きました。

 本日はありがとうございました。私の事を知って頂き、信用金庫がどんな会社か、また今どういった事をやっているかという事を知って頂く、いい機会になりました。何なりとお気軽にお声かけ頂ければと思います。

 



お詫びと訂正

 先週の会報に45年皆勤表彰と掲載すべき所を45年表彰と誤って掲載しておりました。

 大変失礼致しました。