3月16日例会


会長の時間

《名創業者第3弾》

 マスクの着用ルール見直しの件、今後は、例会時に着用するしないは会員皆様の判断で、お願いします。

 大正9年9月、滋賀県近江八幡市(近江商人の街)で塚本幸ーという方が生まれました。

 塚本幸一の父の本家は、繊維製品の問屋を全国展開している大手。しかし、塚本幸一の家はその分家。

 父がいくら頑張っても、本家に評価をしてもらえなかった。

 それでも、塚本幸一の父は根性を発揮し、昭和5年、京都で本家と同じ繊維卸問屋を開業させたんです。

 事業がうまく行くと、塚本幸一の父は花街に繰り出すようになり(この辺は、会長の辻も同様)母を苦労させた。その母は、塚本幸一に「早く大きくなってお父さんを助けてあげて そして、立派に商いを成功させ、本家を見返して 」と言った。

 よし、立派な商人になる為に「近江商人の士官学校」へ入学することにしました。卒業後の勤務先に、大阪の繊維商社を選び、入社試験を受けるも不合格だった。仕方なく父の商売を手伝うことに、手伝いだして2年後に、兵役につくことになり、終戦後の昭和21年6月、アメリカのフリゲート艦で浦賀に着き帰国出来た。帰国して始めた商売が、アクセサリー販売業、個人商店「和江4 4 商事」の創業、昭和21年6月15日のこと。アクセサリー販売で成り上がることが出来ずにいた昭和23年9月、1人の人物を紹介された。彼は布製の饅頭のような奇妙なものを持っていた。塚本幸ーが覗き込むと、彼が「これはね、日本女性を豊かに美しくする小道具ですよ 」と教えてくれました。

 その頃、日本では女性下着はただ下に着るもの、裸体を覆う布であれば十分と、不当に低い地位に置かれていた。中には、下着なんて脱がせる為にあると、あざ笑う者すらいた時代です。

 塚本幸ーは、その彼から「これからの日本女性は、間違いなく洋装化する。プロポーションが大事になってきます。日本女性のバストラインは貧弱です。それを変える下着が、この饅頭の形をした布です。」と聞き、その名を「ブラ・パット」と名付けた。しかし、ブラ・パットだけでは商品として弱い。パットに紐を付けて、紐を肩に掛けるように作ってはどうかと、奥さんの胸を借りて試着してもらいながらブラジャーを完成させました。

 昭和30年代に入ると、若い女性の服装は完全に洋装化し、下着はドンドン売れました。

 昭和35年、ワコール4 4 4 4 株式会社の本社ビルが完成し、週刊誌に「ブラジャーでビルを建てた男4 」「ブラジャーでビルを建てた近江商人4 4 4 4 」と書き立てられたそうです。

 今日、松田洋一君、橋本政二君の周りにいる美しい女性達が、美しいボディラインを出せているのは、ワコール株式会社を創業した塚本幸一氏のお陰なんです。


・交換留学生  ワン・ウェイ・ハオ君

・米山奨学生  柳恵蘭さん

米山奨学生になりもう1年がたちました。

 韓国・中国・モンゴル・ベトナム・台湾・ネパール等のさまざまな国から来た奨学生と深く交流することができました。2022年2月のオリエンテーション、10月の米山のつどい、11月の地区大会、10月の3回の出前卓話の経験や奨学生との活動を通して、いろいろなことを学ぶことができました。

 将来は、私もロータリアンになりたいとの考えがありまして、私の様な留学生を支援するとともに奉仕の理念をひろめて、その価値を高めていきたいと思います。

 1年間大変お世話になり、ありがとうございました。


〈クラブアッセンブリー〉「第2回炉辺会合発表」

テーマ/「今……諫早で最も必要としていることは?」

A班/烏山リーダー  川口セクレタリー

(サブタイトル)ドキドキ・ワクワクする魅力的な諫早市を目指して

【経済的観点】

1)企業誘致

 ・定住人口の増加。

 ・ アフターコロナを見越してのインバウンドの活用。

2)諫早駅周辺の開発

 ・西九州新幹線の全面開通。

   乗り換えやはり不便。

 ・商業施設等や飲食店の誘致。

   現在、朝夕の通勤、通学時間帯にはたくさんの人たちが移動しているが、立ち寄る場所が少ない。

 ・駅前等でのイベント開催。

   新幹線利用し観光で訪れる人たちも諫早駅はただの通過点になっている節がある。

3)遊ぶ場所、人が集まるような場所の提供。

 ・ 大型商業施設、観光名所、遊び場、センスの良い店、有名なチェーン店、映画館、大型書店など。

 ・ 小さい子供たちを連れていける場所(様々な体験ができる施設やイベント)、あるいは中高生の子供たちが楽しめるような場所(商業施設など)がもっとあってほしい。

【生活的観点】

1)若者が集まる魅力的なまちづくり。

 ・ 商業施設があること、楽しく過ごせるようなイベントがあること。

2)子育てしやすいまちづくり。

 ・ 保育・教育・医療などの連携がされている(例:子育て世帯人口が増えている千葉県流山市)

3)市のHPを充実してほしい。

【観光的観点】

1) 既存の名所(眼鏡橋や神社・仏閣、自然)を活かしたイベント開催。

 ・ 既存のものを取り込みながらメタバースやスマホアプリを利用したイベント。

 ・オタク文化を利用する。

2)スポーツ関連の誘致

 ・本明川でボートの国際大会を開催。

 ・ 学生向けのスポーツ合宿に対する補助金のみだけでなく、諫早の飲食店等で使用できる商品券の発行。

3) 三海(橘湾、大村湾、諫早湾)を活用したイベント開催。

 ・ 定期的に朝市を開催する。(例:石川県輪島市の朝市、佐賀県呼子町など)

 

B班/板部リーダー  山﨑セクレタリー

 様々な意見がありましたが、最も多く出た意見が人口流出に歯止めをかける事ということでした。

 住みよい暮らしやすい諫早になるには、人が住みたくなる街づくり、安くて便利な場所に住宅をつくる必要がある。

 そこで今後シャッター街になる可能性が高い本町、栄町アーケードに小売店を残しつつマンション住宅にする。

 崖っぷちにならないとどうにもならないのではないか?

 大型企業の誘致、長野町に予定されているゆめタウンのような人が集まる施設を作る必要がある。

 個人的には今の諫早で満足している。

 駅前の再開発。

 他県からの人が集まるような町おこし企画。

 中断している陸連公認の諫早ふるさとマラソンの開催。

 諫早市は住民税が高い、子育て支援や夜間診療ができる病院が少ない。

 小長井方面にトラックステーション。

 自分の頭で考えて実行できるリーダー。

 諫早に適した企業の誘致をすることで雇用が生まれ、若い世代、良い人材の流出を防げて市の活性化も出来て良い方向に向かうのではないか。

 諫早人ではなく、第三者からの意見を聞く。

等、多くの意見がありましたが、最後はきっちりと森さんに締めて頂きました。

 

C班/髙山リーダー  石橋セクレタリー

 テーマが幅広い捉え方が出来るので何をテーマにしてよいかわからない。等々の話からスタートしました。

・ 衣食住が他の市よりも優れていること。

・新幹線のフル規格化。

   高速道路の上か下に通せば簡単ではないか。

   長崎県と佐賀県は合併しなければならない。(なぜ佐賀県が反対するのかというと、金子知事に大変虐められた経験がある。その腹いせに反対している)という情報も出ました。

・ 道路インフラ整備(企業の進出や増設等が増えてきているので交通量の増加が見込まれる)

・ 住宅地・住宅等(上記に伴い住宅等も不足してくる。)

・ 諫早駅前の開発整備(駅だけが整備されて駅周辺が整備されていない。諫早市はビジネスホテルが平日でも満室だ。これから企業誘致等がすすめば出張で諫早市を訪れるビジネスマンが多くなるがホテル、飲食店街等様々なものが不足している。そのような出張で訪れるような人に対しても諫早市の印象をよくしなければならない。)

・ 人口減や少子化対策が一番多い意見でした。対策としては、(子育て支援、保育費の無償化、高校までの医療費無料化、公園の充実、調整区域の見直し、企業誘致、創業企業の育成等々です。中には、上記の対策で人口増へもっていくのは難しいはず。アメリカのように移民を増やす方法が一番いいのではないか。しかし日本という国民は多文化を受け入れることを拒む性格があるので、そこを克服しなければならない。技能実習等の制度も見直しが必要。)

・ 株式会社 諫早市に替える(全てにおいて行政の対応が遅すぎます。計画や案は求めるだけで実行できないのが現状。株式会社にしたら行政に危機感が出てくるのではないか。)

 最後、一言でまとめると「強いリーダーシップをもったトップが必要だ。」

 

D班/中川リーダー  南原セクレタリー

   発表:嶋田雅之君

・ どこも一緒かもしれないが人手が足りない。働き手が必要。

・ 今の問題としてUターン、Iターンの人を増やし労働人口を増やさないといけない。Uターン、Iターンを増やす為には、いい待遇で働ける会社が必要だが、まずは住む場所が必要。土地が必要。大村などは土地が安い、Uターンしてきても大村に住む人などがいる。調整区域の大幅な緩和が必要。

・ 大型商業施設が必要。買い物が不便。パンツ1つ買うのにも大村や長崎に行かなければならない。結果、大村を住む場所として選ぶ人がいる。大型商業施設があると大村、東長崎、特に島原・雲仙から人が集まってくる。さらには調整区域の緩和と同時に進める事でより住みやすくなり定住人口も増える。そうすると働き手も増え、諫早にお金がおち、企業も活発になり、地場企業も成長していく。いい企業が増えるとまた人が増えるという好循環をうむのではないか。

・ 子育て支援の充実。少子化問題対策、労働人口を増やす為にも、若い人達が住みやすいようにしないといけない。諫早市だけでなく、民間企業も含めて、諫早全体で子育て支援をより充実させることが必要。

・ 教育も大切。今、DX(デジタルトランスフォーメーション)改革がどんどん進んでいる。次世代の子供に向け、半導体事業などに対応した時代にあった専門的な教育をより強化する事で、諫早で教育を受けた人が地元で活躍し、地元の企業を盛り上げていく事になる。

・ 色々な問題をすぐに解決することはできない。先の事を考え、色々な角度で物事をとらえ、いかに諫早がよくなるかという事を常に思っている、八江先生のような人が必要。

 

E班/前田リーダー  本田(憲)セクレタリー

   発表:八戸泰道君

 日程の関係で、出席できるのが3月2日開催の「E班」のみだという方が多く、総勢17名という大人数での会合となりました。

 さすがに17名ともなると、それぞれの考え方や思いは様々で、どの意見も「その通り」と納得するものばかりで、「最も」な一つに集約はできませんでした。 そこで、参加者全員から、意見の集約を一任されたとの認識に基づき、全員の意見を私なりのまとめかたで、それぞれの思いの対象が「何に対して、誰に対して」なのかという視点で3つに集約させていただいた上で報告したいと思います。その視点とは、

 ①公的機関に対して、②諫早市民に対して、③諫早市を訪れる方々に対して、の3点です。

 先ず①公的機関に対して……政府以上の「異次元の子育て支援策」を実施すべきである。母親がパートの時間を増やし、手取額を増やしても、世帯収入が増加するとそれに比例して保育料が上がってしまう。頑張って増やした分の収入が目減りしないような制度にしてほしい。幼稚園には受入れの余裕があるのに保育園では待機児童問題が発生する。(需要と供給のズレ)高校生は市外からも集まるが卒業とともに市外に出ていき市内に残る子供の数が減る。家を建てやすい環境を整備し、人口流出を防ぐ(大村市と比較しても明らかに劣っている)これらの対策を含めて、人口減少対策を急いでほしい。

 次に②諫早市民に対して……もっと諫早のことを好きになって、もっと諫早のことを知って、市外からの来訪者に対して、諫早の良いところや場所・名物などを自信をもって薦められるようにならなければ人を呼び込むことができない。(地元愛が足りない人が多い) 次に③諫早市を訪れる方々に対して……個人のSNSなどの発信だけでなく、テレビや映画などのロケ地に選定してもらうなど、地元と協力して「諫早」の知名度を上げてほしい。

 以上、公的な要望が多くなりましたが、3つの視点に共通すること、「もっと人を集め、人口を増やして、活気のある・魅力のある街づくりを進めること」が最も必要な事だと思います。

 

F班/川﨑リーダー  西田セクレタリー

   発表:秋島圭伸君

・大久保市長のリーダーシップと実行力

 1)しっかりした現状分析からの中長期計画の策定

・市街化調整区域の緩和による活用

 1) 調整区域の空き家の活用。現状では第三者の活用が難しい。

 2) 定住の促進を加速し、人口増加に繋げる。

・国道34号線 大村諫早線の早期の4車線化

 1) 通勤時間帯を中心に渋滞が慢性化し、商業や観光にも悪影響を及ぼしている。また、1月の大雪で各地で通行止めが起こり、朝まで渋滞状態であった。

・イベントや観光客の活性化

 1) 西九州新幹線が開業し、ソニーの工場拡大や京セラの工場新設、ゆめタウンの開業など、こと企業や商業施設の誘致については十分だと思います。今後は住む人をいかに増やすかが課題だと思います。雇用者不足が心配。

 2) 白木峰(山)や橘湾近郊(海)に大規模なオートキャンプ場を整備し、キャンパーを含めた観光客を集客する。

 3) 交通の利便性の更なる向上、駐車場に不自由しない街づくり。駅周辺にすぐ停めることが出来れば、諫早駅の利用者が増え雲仙市や島原市からも利用客が増えるのではないか。

 4) 高速バスの諫早ICに安い駐車場の整備。

 5) 大型ではない諫早ならではの商業施設(シネコンではない映画館「ミニシアター」等)を誘致し、隙間需要を見いだす。