8月25日例会


会長の時間

日本の財閥住友のルーツ「四国新居浜4社」が体現する事業精神 愛媛県東部に位置する新居浜市。

 瀬戸内海に面するこの工業都市の発展は、住友グループとともにあった。

 まだ江戸期1690年銅鉱山が発見され、翌年1691年、住友家によって別子銅山が開坑されたことを端緒に、やがて採掘された粗銅を輸送するための物流中継地となる浜宿を新居浜に設置。世は明治に移り、1888年には増産に合わせ洋式製錬所も開業する。ここから新居浜の工業都市化が始まり、鉱山業の住友金属鉱山という住友グループの母体企業が誕生します。銅山で用いる機械や器具を製造・修理する「住友重機械工業」が創業した。

 順調に増産を続け工業都市として発展を続けていた一方で、1899年にははげ山となってしまっていた別子銅山に大雨が降り、大規模な水害が発生してしまったことから、「住友林業」の前身となる植林事業を大規模に開始。また、時代は大正期の1913年には、粗銅の精錬時に発生する亜硫酸ガスによる煙害を処理する会社として「住友化学」の前身となる住友肥料製造所も設立している。

 このように別子銅山の操業と、そこから派生した「住友金属鉱山」「住友化学」鉱山用の機械製造の「住友重機械工業」「住友林業」を合わせた4社は「新居浜4社」と呼ばれグループの象徴的な存在となっている。住友グループのルーツともいえるこの新居浜4社が、事業系の会社と今日のSDGsやESG、サステナビリティーにつながる会社で構成していることも、住友の事業精神を良く体現している。

 別子銅山は1691年~1973年(昭和48年)の廃鉱までの283年間で、65万トンの銅を産出しました。

 私は、当クラブ会員で、今後の財閥になる可能性の高い人はマーモス田中守君、サンセイ橋本政二君の2人ではないかと思っております。

・ゲスト  国際ロータリー第2740地区第8グループガバナー補佐 久保 泰正様

〈クラブアッセンブリー〉

 諫早北ロータリークラブ・クラブ協議会  令和4年8月25日(木)

各委員会委員長

 

 会長、各委員長の事業計画の発表の後、久保ガバナー補佐より、寄付の拡充推進の課題についての話の中で、第2740地区における当クラブの貢献度の話がありましたが、ポリオの寄付については他クラブに比べ、かなり低いと指摘を受けました。