4月28日例会


卓話

「全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)について」

高齢者障害求職者雇用支援機構長崎支部

支部長 納冨 勢子 様

 

・本日は、貴重なお時間と機会をいただきまして、誠にありがとうございます。この場をお借りしまして、昨年度、諫早北ロータリークラブ様にご協賛をいただき、実施しました長崎県障害者技能競技大会、アビリンピック等について、ご報告をさせていただきます。

 

・「アビリンピック」とは愛称で、正式名称は「障害者技能競技大会」です。大会の目的は大きく2点あり、1点目は「障害のある方々が、学校や職場で日頃培った技能を競い合うことで、職業能力の向上を図ること」、また2点目は、「企業や社会一般の人々が、障害者雇用に対する理解を深めることで、ここ長崎においては、長崎県産業界における障害者の雇用の促進を図ること」です。多くの皆さまに、競技委員にご就任いただきご尽力を賜りながら、毎年度、長崎県と当支部の共催で実施しております。アビリンピックは、毎年地方大会と全国大会が開催され、4年に1回国際大会がございます。本日ご報告させていただく、昨年度のアビリンピック長崎大会は、令和3年7月10日の土曜日に、当支部・ポリテクセンター長崎で開催し、6種目39名の参加がありました。全国大会は、令和3年12月17日から20日の4日間、東京都で開催され、25種目370名の参加がありました。なお、残念ながら地方大会も全国大会も、新型コロナの影響によって、感染症拡大防止策を講じたうえで、「無観客」の開催となっております。過去、長崎県からは第1回から昨年度までの全国大会に通算して147名の選手が参加しており、金銀銅賞の入賞者は合計で33名います。1名は昨年度、表計算競技で銅賞を受賞されました。

 

・長崎の地方大会では、家具、ワードプロセッサ、表計算、オフィスアシスタント、喫茶サービス、ビルクリーニングの6競技を実施しました。どの競技も就職後の仕事に繋がる競技です。また、県内の特別支援学校様、就労支援機関様のほか、民間企業からもご参加いただいております。

 昨年度は、6競技を実施させていただき、金賞受賞者は4種目4名の結果でした。この地方大会での金賞受賞者が、全国大会へ推薦され、4名とも出場されました。

 

・本大会の開催にあたり、諫早北ロータリークラブ様から、コロナ禍にあって、選手たちが万全の対策をもって全国大会に参加できるよう、感染防止用品をご協賛いただきました。贈呈については感染防止対策を鑑み、各選手へお送りさせていただく方法とさせていただきました。目録につきましては、ロータリークラブ事務局様へもお送りさせていただいております。全国大会参加にあたって、最も必要とされる品をご協賛いただきまして、大変ありがとうございました。

 

・続きまして、全国大会の模様ですが、長崎県選手団は、地方大会を共催する長崎県の職員が引率されました。県より画像の情報提供を受けておりますので、ご紹介させていただきます。全国大会は、昨年の12月17日から20日にかけ、東京都江東区の東京ビッグサイトで、無観客にて行われました。長崎県からは「表計算」「オフィスアシスタント」「喫茶サービス」「ビルクリーニング」の4競技に、4名の選手が参加されました。表計算競技に参加された石田選手は、見事、全国大会で銅賞を受賞されました。その他3競技の選手も、みな健闘されましたが、惜しくも入賞はかないませんでした。

 

・おかげ様で、万全なコロナ対策のもと、全日程を通じ、体調不良もなく、無事出場を終えることができました。最後になりますが、諫早北ロータリークラブ様におかれましては、無観客の大会ではございましたが、ご協賛を賜り、誠にありがとうございました。今年度の長崎大会の開催日程は、令和4年7月9日土曜日を予定しております。なお、本来の趣旨からは、皆様にも是非見に来ていただきたいのですが、コロナ禍の状況を踏まえ、引き続き、無観客開催での開催を予定しております。

 

・最後に、アビリンピックがわかりやすくまとめられた、昨年度の全国大会のダイジェスト映像を10分ほどですが、ご覧になっていただき、結びとさせていただきたいと思います。

 

ここまで、ご清聴ありがとうございました。